フクロウ学園

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中学2年 社会 歴史

1877年 西南戦争(せいなんせんそう)

 西南戦争は、西郷隆盛(さいごうたかもり)薩摩(さつま)の軍を率いて東京に向かい、明治政府に対して起こした反乱です。

 1871年 征韓論(せいかんろん)が通らなかったため西郷隆盛は下野(げや)(議会をやめること)しました。
西郷隆盛は鹿児島に帰り、私学校を開きました。
政府の近代化政策は、士族にとってはその特権を失うものであったため、西郷隆盛の周りにその不満分子が集まるようになり、私学校は政府反対派の拠点のようにになりました。
 1877年2月1日 たまたま政府が鹿児島の火薬庫から兵器弾薬を大阪に移送しようとして、私学校の薩摩士族に奪われる事件がおこり、政府と私学校との対立が一気に激しくなりました。
 同年2月11日 私学校の薩摩士族1万3000人余は、西郷隆盛を先頭に挙兵し、熊本城を包囲しました。
九州各地の不平士族も西郷軍に加わりました。
 1877年9月24日 西郷軍は士族が軽蔑した徴兵令で集まった政府の百姓軍隊に熊本で敗れ、鹿児島に敗走します。
西郷隆盛は鹿児島の城山で包囲され自刃し、反乱は鎮圧されました。
これをさかいに武力による反政府運動は終わりました。