フクロウ学園 社会 歴史

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インダス文明(紀元前2500年頃)

 

 今のインドのインダス川の広い領域で栄えた文明をインダス文明といいます。

そこで用いられた象形文字(しょうけいもじ)(インダス文字)は、いまだに解読されていません。

 大小の都市遺跡が発見されていて、↑のインダス川下流のモヘンジョダロ、中流のハラッパーの都市遺跡が大きなものとして有名です。

遺跡の市街地にあたる場所では碁盤の目のように大小の道路が整備されていて、れんが作りの建物や大浴場や下水道も整っていました。

 紀元前1500年頃、ア-リア人が侵入して、紀元前1000年頃には、ガンジス川流域にまで支配をひろげて、新しい社会と文化をつくりました。

ここでバラモン教が成立し、僧(バラモン)を頂点とした厳しいカースト制という身分制度が作られました。

カースト制はバラモン(僧)を頂点とする身分制度で、クシャトリア(王・武士)・バイシャ(商人・農民)・スードラ(奴隷)と続きます。

身分は生まれたときから定められてしまい、子孫も同じ身分とされます。

別の身分(カースト)の人とは結婚や食事もできない制度です。

紀元前5世紀頃には、シャカがバラモン教を批判して、人々の平等を説いて仏教(ぶっきょう)をおこしました。