フクロウ学園

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中学1年 社会 歴史

710年 平城京遷都(へいじょうきょうせんと)

 元明天皇のとき、藤原京が手狭になったため、律令国家の新しい都として、都を現在の奈良県奈良市に移しました。
この都を平城京(へいじょうきょう)といいます。
この奈良に都をおいた約70年間を奈良時代といいます。
 平城京は唐の都、長安(ちょうあん)にならってつくられました。
東西約6km、南北約5kmの大きさで、天皇の住居や役所である平城宮(へいじょうきゅう)、平城宮の入り口の門を朱雀門(すざくもん)、都の南北をはしる道を朱雀大路(すざくおおじ)、平城京自体の玄関の門を羅城門(らじょうもん)、東西に左京・右京、東市・西市と配しています。
 大内裏・大極殿を中心に、官庁街や貴族の邸宅が建設され、大寺も移転されました。
 市では都から送られてきた産物が売買され、唐に習って和同開珎(わどうかいちん)という銭貨も発行されました。
 東側のはずれには外京(げきょう)、寺社は東大寺、西大寺、唐招提寺、薬師寺があり、道は碁盤の目のように区画(条坊制)されています。