フクロウ学園

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中学1年 社会 歴史

1338年 足利尊氏(あしかがたかうじ)室町幕府(むろまちばくふ)を開く

 1336年 足利尊氏は京都に攻め上がり、政治の方針を記した17条の建武式目(けんむしきもく)を制定して幕府の再興を宣言しました。
後醍醐天皇がはじめた建武の新政はわずか2年でくずれました。
 足利尊氏は征夷大将軍に任ぜられ室町幕府を開きます。
室町幕府の名称は、後の3代将軍足利義満(あしかがよしみつ)が京都今出川室町に「花の御所」と呼ばれる政庁を建てたことにちなんでいます。
征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)に任ぜられた足利尊氏は軍事権を掌握し、弟の足利直義(あしかがただよし)は司法・行政権を掌握して二頭体制で幕府を治めました。
 しかし、二人の政治路線が食い違ってきます。
 元弘の変で尊氏の信頼を得て執事(しつじ)(将軍の補佐役)に任ぜられた高師直(こうのもろなお)が近畿地方の中小武士から支持を受ける一方、直義は関東の武士団に支持を受け、さらに南北朝の内乱があいまって尊氏、直義の対立が深まります。