フクロウ学園

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中学1年 社会 歴史

1275年 【イタリア】 マルコポーロが元に着く

 モンゴル帝国の成立によって、ユーラシア大陸の大部分が国境をまたぐことなく人が移動できるようになって、経済・文化の両面で東西の交流が簡単に、そして盛んになりました。
 十字軍をさかいに当時、イタリア商人はめざましい経済発展を遂げていました。
 イタリア商人の中のマルコポーロ(1254〜1324)は、父・叔父とともに中央アジアを経由して元の大都を訪れて、フビライ・ハンに仕えます。
帰国後、マルコポーロは戦乱にまき込まれ、投獄され獄中で「東方見聞録(とうほうけんぶんろく)」を書き、中央アジア・中国に関する詳細な記録をしました。
とくに「黄金の国ジパング」は日本を誇張して記した部分もあったが、当時のヨーロッパ人に東洋への関心を高め、大航海時代への一原因になりました。