フクロウ学園
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中学1年 社会 歴史
1192年 源頼朝が鎌倉幕府を開く
1185年 壇ノ浦の戦いで平清盛を倒した源頼朝が政治の実権を握ります。
1189年 源頼朝は奥州藤原氏を滅ぼします。
1192年 後白河法皇が没した後、源頼朝は征夷大将軍に任ぜられました。
- 征夷大将軍という役職は平安時代に坂上田村麻呂が任じられました。
- この時の征夷大将軍という位の意味は「蝦夷を討伐する軍隊の総指揮官」でしたが、この源頼朝のときより、征夷大将軍=軍事支配権の長=幕府(武家政権)の長という政治的な性格を持ち始めます。
源頼朝が征夷大将軍に任ぜられたので、日本初の武家政権である鎌倉幕府が開かれました。
この時代のことを鎌倉時代といいます。
- 【鎌倉幕府の政治のしくみ】
- 源頼朝は鎌倉に役所として、侍所・政所・問注所を設けました。
- 侍所は御家人(幕府に忠誠を誓った武士)の統制と鎌倉市中の警備を行う役所です。
- 政所は親王家、摂関家、寺社などの広大な荘園の管理と幕府の命令などの書面の発行を行う役所です。
- 問注所は今の裁判所です。
- 鎌倉幕府は将軍と主従関係を結んだ武士を御家人とし、主従関係にない武士を非御家人として区別しました。
- 将軍と御家人との主従関係は、御恩と奉公という形で武士を治めました。
- 御恩は、将軍から御家人に与える恩恵で、その御家人が持っている土地を奪わず、新たに土地を与え朝廷に官位の推薦をすることです。
- 奉公は、御恩に対して御家人が追う義務として、戦時の従軍、京都・鎌倉の警備を果たすことです。